四国巡礼 準備編1

いま、私は無性に歩きたくなっている。

 

歳をとると、原点回帰していく人がいるという。例えば、私は昔合気道をやっていたのだけど、ある時、ほんの少し再度やってみたい気分になり近所の道場を探していた時、道場HPにこんなことが書かれていた。

「幼い頃に武道をおさめた者は、いつか再び、それを志して戻ってくる」

なるほど、と思った。今、大台を目の前にして、原点回帰なチャレンジをしたくなっているのです。

 

話題を本題に戻すと、何故、今、自分は歩きたいのか。

1年くらい前、NHKであるドキュメンタリー番組が放映されたのがきっかけ。

「聖なる巡礼路 〜カミーノ デ サンティアゴ

キリスト教版のお遍路旅のようなもので、フランス南西部のサンジャンピエドポーという街から、スペイン、というかヨーロッパ大陸の西の端、サンティアゴデコンポステーラまで、800kmを徒歩で歩く巡礼路があって、スペインに在住する日本人デザイナーが、その道のりを踏破するという内容。

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NHK 聖なる巡礼路を行く 〜カミーノ デ サンティアゴ

 

この番組を見て、心の底から、この道のり(カミーノ)を歩きたい衝動に駆られれいるのです。多分、子供の頃にやっていたボーイスカウトの影響と、大学時代に何度も出かけた海外バックパック旅行の経験、キリスト教系の大学に通っていて聖書に触れていた経験などが、混ぜ混ぜになって、この道乗りを歩きたいと、願っているわけです。

 

とはいえ、800キロにも及ぶ長距離の巡礼路は、大体40日もかかるから、サラリーマンをしている限り、そんな旅に出るのは無理。なので、サンティアゴは退職後のお楽しみにするとして、その前に、長距離歩行に耐えられる体作りをしているわけです。一つは普通に日帰り登山を始めていて足腰を鍛えているんだけど、平野、森林が殆どの巡礼路を40日間も歩き続けるには、登山とは別の体作りが必要で、そのトレーニングに、四国お遍路にチャレンジするわけです。国内のお遍路なら、何日かごとに区切ってチャレンジする、通称、区切り打ちが可能だから、これなら働きながらでも可能かな、と。

キリスト教の聖地へいく巡礼の練習に、般若心経唱えながらお大師さまに縁のお寺を巡るのもどうかという気もするけど、神も仏も習合した感覚を持つ、ごく標準的な日本人としては違和感がなく、いい歳こいたおっさんの自分探しと思って、始めてみようと思った次第です。

 

とりあえずお遍路の一発目は12月の予定。頑張ってみようかと。

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 88箇所を巡ったあと、高野山を訪れるのが習わし

 

 

 

 

 

自己紹介

 2018年夏、イギリスの湖水地方ウィンダミアを訪れたのだけど、非常に気に入ってしまいました。ベアトリクス・ポター女史が執筆したピーターラビットの地として有名です。女史は自然保護活動家であり、現代の自立した女性の生き方を世に示した恐らく最初の女性です。なんかかっこいいなあ、と。

 そんな女史が作り上げた、ピーターラビットを自分に重ね合わせ、野うさぎピーターとしてみました。中の人は、ただのくたびれたおっさんなので、とてもピーターラビットを名乗れたものではないのだけど、まあ、顔出しするわけでもないし、イメージ優先ということで(笑

 

テーマは、旅のこと、日常何気なく感じたこと、そして飽きっぽく長続きしない趣味のあれこれなど。

 お気軽にお読みください。

 

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 ウィンダミアにある『ビアトリクス・ポターの世界』という名のアトラクション施設。ピーターラビットの世界を人形で再現されています